2011年3月14日

その時 其之二



余震が少し治まる頃、雨が降り出します。

ランドのスタッフからビニール袋が配られ、雨をしのぎます。
幸い、雨はわずかしたが寒さが身に凍みます。



駐車場は液状化現象で埋まっているようです。その為、外に出ることも規制されてしまいました。

携帯は全く通じません。やがて電源もなくなり、予約してあるホテルにも連絡が取れず時間が過ぎていきました。

そして、夜は着実にやってきます。



孫の食べ物を確保しようと思いポップコーンの販売所に向かいましたが、長蛇の列に失望感が漂います。
今日はここで野宿か・・・・・。
そんな様子を見てか、ランドではお客さんの為にポンチョやスナック菓子を無料配布を始めてくれました。
何回も並び直して家族分のポンチョを確保していると公衆電話の行列を見つけました。



公衆電話ならホテルに通じるかも。
1時間ほど並び受話器を取ると、『通常通り営業しております』の言葉。

いつの間にか外に出る規制も解けていて、ホテルに向けて家族で歩き出します。情報の重要性を感じずにいられません。


駐車場の水溜まりや泥をよけながら歩き出して30分後の午後9時、ホテルに無事到着。

何事もないようなホテルの姿。地震発生から6時間過ぎていました。

温かい食事とシャワーを浴びながら園内で野宿する人々の苦痛を感じずにいられませんでした。
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